幸せもの

会社の近くに3匹くらい迷い猫がいる。

1匹は黒猫。
まだ生まれたばっか。
1匹は茶色いブチ。
見つけてから半年ぐらいは経つ

もう1匹は黒ブチ。
最近見る。茶色いブチと同じくらいの大きさ。

茶色いブチには先約がいる。毎朝40歳くらいのおじさんとベンチで戯れている。

そのおじさんは知らないおばさんと、この猫がきっかけで知り合ったみたいで、毎朝二人と茶色いブチはそのベンチにいる。

でも、最近見掛けない。
どーしたんだろ。
おじさん、仕事が見つかったのかなー。


帰り道、その茶色いブチに出くわした。
もう、声も出ないくらい弱ってて、でもニャーニャーよってくる。
黒ブチも来た。

お昼の残りのパンをあげたけど、警戒して食べてくれない。


それでもニャーニャーよってくる。


撫でて欲しいのかな。遊んで欲しいのかな。
でも、もしかしたら病気をもってるかもしれないから私にはなでられなかった。


やっぱり見て見ぬ振りするしかない。都会の埋め立て地に生まれてきた猫。


ボロも捨て猫だった。
めぐりめぐって出会ったのだけど、
一歩違えば、ボロもこの3匹達と同じだったんだなー。


幸せだよね。